世界一貧乏な大統領と呼ばれたホセムヒカのスピーチが名言すぎて泣ける

こんにちは、syncdesignです。

ムヒカ大統領について書きたいと思います。

みなさん知ってますか?

ホセ・ムヒカ大統領のことを。

「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」という本を読んで

感動して勇気が湧いてきましたので書評レビューとともにシェアしたいと思います。

ムヒカ大統領の詳しい人柄や生い立ちなどの詳細は省いて、名言から考察した気づきを中心に書いていきますよ。

貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ

多分この言葉がムヒカ大統領のスピーチの中で1番有名なのではないでしょうか?

確かに少ししかものがなくても幸せにいきている人はたくさんいます。

うちの親なんかもそうですけど、あるものをうまく使って楽しく生きていますね。

テレビとかネット見てると広告がたくさんあるので、つい欲しい!と思ってしまいますが、

本質的にはなくても困ることはないですよね。

あるものでいかに楽しむか、と言うゲームを楽しむのが幸せのコツかもしれません。

物であふれることが自由なのではなく、 時間であふれることこそ自由なのです

これは年末の大掃除の時によく思います。

よくもまあ、こんなに使わないものを溜め込んでたなって。。。

よくよく考えてみると、その時の衝動で買ったものが多いんですよね。

あと、旅行とか言った時も、せっかくだからと言って色々な所にいきたがりますけど、

自由な時間をたっぷり楽しむにはせかせか詰め込むよりも、ゆったりと構えていた方が充実感があっていいものですね。

私は消費主義を敵視しています。 現在の超消費主義のお陰で、 私たちはもっとも肝心なことを忘れてしまい、 人類の幸福とはほとんど関係のないことに、 人としての能力を無駄使いしているのです

いつも何か私たち人間は消費することに時間を費やす人生になっています。

食べるものも着るものも全てお金を出して、より良いもの良さそうなものを吟味して何を買うかに心血を注いでしまっているんですね。

ムヒカ大統領は人類の幸福は消費活動の中にはなく、もっと大事なことのなかに幸福のタネがあるんだと気づかせてくれます。

消費をするのが当たり前になったこの時代だからこそ、立ち止まって消費しないでも幸せに生きる方法を考えてみたらきっと新たな発見に繋がりそうです。

 

人間のもっとも大事なものが 〝生きる時間〟だとしたら、 この消費主義社会は、 そのもっとも大事なものを 奪っているのですよ

やっぱりここでも時間の大事さに触れています。

消費するため(いいものを買うため)に仕事をする時間は最も大事な人間として幸福に生きる時間を無くしてしまっている。

時間は人間誰しもに平等だけどその時間をどう使うかは本当は自分で決めれるんですよね。

ローンを返すために働く人生はもったいないと、ムヒカ大統領は言い切っています。

スーツケースはいつも軽めで必要なものだけ。 物を持つことで人生を複雑にするより、 私には、好きなことができる 自由な時間のほうが大切です

ムヒカ大統領は自由であることをとても愛しているようですね。

確かに何かを持つとそれにとらわれてしまうことがしばしばあります。

せっかく買ったんだから使わないともったいないとか考えてしまうんです。

それよりも何もないことの自由さを味わうことが大切で尊いものだと言っています。

確かに荷物は少ない方が体も気持ちも身軽に行動できますよね。

余裕のある人には弱者を助ける義務がある。 貧しい生活をしている人々の生活が改善されれば、 我々の生活も良くなります

これは社会主義っぽい考えに聞こえますが、ただの社会主義ではなくて、そのもう一歩先を行く考え方だなーと思います。

シェアリングエコノミーに近しいものかと。

今はまだ特別なものとして思っている人が多いだろうけど、本物の博愛主義が身につけば、他者のために心から助けを与えようという素敵な気持ちが芽生えるのかもしれません。

でもこれって、やってみると気持ちのいいものです。

自分ができることは他人に惜しげも無く教えてあげたりやってあげたりする。

そんな人の考えが当たり前の世の中になったら、幸せな人がもっと増えるだろうなあと思います。

人生はもらうだけでは駄目なのです。 まずは自分の何かをあげること。 どんなにボロクソな状態でも、 必ず自分より悲惨な状態の人に何かをあげられます

これは、どんな人でも慈愛の心を持てる、と言う示唆でしょう。

ホームレスでも、誰かに何かを施す人がいるんです。

自分の今の立場や状況は関係ない。

どんな人でも与える精神を持てるし、その気持ちが優しい社会を作っていくんだと思います。

世界が物とお金と資源で溢れているなか、人に車を貸すことも惜しみ、貧乏人に手を差し伸べず、野良犬にご飯も家もあげないような、こんなにもセコい世界は他にあるのでしょうか。神様に謝りたい

自分のことを中心に考えている心の貧しい人に向けての言葉でしょうか。

みんながみんなお互い様の気持ちを持って優しく歩み寄れれば世界はきっともっと良くなりますよね。

これは精神性の問題かと思います。

幸い日本人は精神性の高い人が多くいる素晴らしい国だと思います。

平和で豊かですしね。

だからこそ日本人に生まれた僕らはいろんな方面のジャンルにおいて

精神的に世界をリードして行く存在になれると信じています。

敗北者とは、闘いを辞めた人のこと。人間は強い生き物であり、多くのことを乗り越えられます。悪いことは良いことを運んでくれるのです

人間は強い。

そう言い切れるムヒカ大統領は人に勇気を与える人ですね。

世の中には人は弱いから助け合いが必要だ、と言う論調もありますが、

人は強い、とみんなが思うことで、自分自身に尊厳の気持ちが湧いてくるし自信がつくと思います。

嫌なことや苦しいことや悪いことが起こっても人間は強いから必ず乗り越えられる、とても勇気の出るいい言葉ですね。

私は、何もない中で生き残りました。それで、人生において、限度を知り、どんな小さなことにもありがたみを持つようになったのです

ものが溢れているこの現代日本に住んでいると、ちいさなことへのありがたみがなかなか感じられる機会は少ないです。

ムヒカ大統領は何もない中で生きてきたことで、足るを知り、小さなことでもありがたいと思える純粋な気持ちを育まれたんだなあと思います。

ほんと人間の欲は果てしないです。ちょっとしたことでも幸せを感じられる幸せセンサー的なものが

何もないゆったりした時間の中で育つのだろうと思います。

同じものを見ても感動できる人と何も感じれない人がいるなら、感度を高くして、敏感に生きてみようと思いました。

憎悪には少しの意味もありません。憎悪は毒です。誰も払わない負債を負うために人生を送ることはできません。それは人生とは言わない。明日に向かうのが人生です

人を憎む、憎悪には何の意味もないとムヒカ大統領は言います。

ストレス社会に生きているとどうしてもちょっとしたことで相手を憎んだり貶したり、よくない感情で自分を埋め尽くしてしまいます。

でも、それは誰かが解決してくれるようなことではないんですよね。

全く意味のない借金を背負うぐらいなら、そんなもの投げ捨てて、明るい光や楽しさに向かって生きて行く、そういう生き方の指針になる考え方だなあと思いましたね。

「人生を複雑にするだけで、何の役にも立たないただの布」  スペインのテレビ番組『SALVADOS』の中で、「あなたにとってネクタイとは何ですか」と記者から質問されて、ムヒカはこう答えている

ネクタイ一つとっても、ムヒカ大統領はその本質を見抜く素晴らしい眼を持っていますね。

ネクタイは、権威の象徴だったり相手への配慮だったりビジネスとしての気遣いやマナーだったりと言うイメージのものだと思いますが、それらすべてが本質的に不要だと言うんです。

この考え方は、古びて慣習になっているけど、実は本質的にはいらないんじゃないか、という他のものへも応用できる考え方ですね。

お金があまりに好きな人たちは、 政治の世界から出て行ってもらう必要があります

お金と政治。

切っても切り離せないようなイメージがありますが、だからこそ、政治はクリーンであるべきだとする本質が垣間見えます。

お金が絡むと本質が見えなくなりがちです。

お金ってすごい力があるんですね。

ムヒカ大統領はお金と縁を切って政治をしている本物の政治家ということができるのではないでしょうか。

「これまで大統領の住まいについていろいろと聞いていましたが、実際に見て、ここで大統領が生活していると思うと驚きますね」  この記者の言葉に対して、ムヒカは次のように答えている。 「それは他の大統領が悪い。彼らの生活のほうが変わっており、国民の大半はそのような生活を送っていません。ほとんどの大統領は少数派と同じような生活を送っているけれど、共和国では、我々は誰以上でも以下でもありません

ムヒカ大統領は農場で普通の一般市民と同じような暮らしを実際にしていました。

その姿を見たり聞いたりすると、国民の信頼がアップするのは間違い無いですね。

説得力が違いますから。

政治家になっている人の中には、国民のためと言いながら自分のことしか考えていなかったり

自分の幸せを優先している人も多いでしょう。

本来政治はそういうものでは無い、ということを身を以て表明しているムヒカ大統領は稀有な人ですね。

私は国民から離れることができませんし、 離れようとも思いません。   壁をつくることで、国民は政治から離れていきます。 もっとも良くないことは、国民から政治が嫌われること。 そうなると、政治は失敗に終わります

政治家としての本質をズバリついています。

こんな人がトップなら国民はみんな誇らしいでしょうね。

私たちが「世界にお金が足りない」などというのは、 お金を出して解決できる人に要求ができず、 その人のポケットに手を突っ込むこともできない、 また、そうさせることもできない 政治的意気地なしだからです。 だから私は政治にいるのです! だから政治の世界で闘うのです

確かにこの世の中には1%の富を独占している大金もちがいるようです。

お金がなければある人に頼んで、出してもらうということを信条としているようです。

格差のない社会を望んでいるんでしょうね。

お金持ちになるには、運や家柄や努力や才能など色々な要素があると思いますが、そのお金持ちという特性さえもみんなで分け合おうという考え方ですかね。

先ほどの名言にもありましたが、全員が全員与えることを考えられるとみんな幸せになれるという考えに繋がると思います。

お金持っている人はお金を与える、他のものを持っている人はそれを与える。

人間何かしら持っているのだから、与えあいをみんながすればいい、ということでしょう。

とっても賛成です!

私は自身の信念を持って政治運営します。 たとえ正しいことであろうと、間違いであろうと。 批判したければ、すればいい。 それが自由ということだから。 私の人生はつねに批判を受け続けてきました

この人は本当に強い人ですね。

信念をもてば誰に何を言われようとも構わない。

それよりも自信を持って自分を生きるんだという凄みが伝わってきます。

どうしても気持ちが通じない人もいるかもしれませんが、リーダーとして生きる人はこのくらいの芯が必要なんだろうなと思います。

人生ではいろいろなことで何千回と転びます。愛で転び、仕事で転び、いま考えているその冒険でも転び、実現させようとしている夢でも転びます。 でも、千と一回立ち上がり、一からやり直す力があなたにはあります

これはムヒカ大統領の名言の中で一番好きな名言です!

諦めることは人生にはない。

自分を信じて何度でも立ち上がる。

これこそが人生。ああ、いいですね。

数回転んだだけでくじけちゃダメですよ。

石器時代の人になれと言っているのではなく、人間社会を守るための寛大な精神を学んでほしいのです

ムヒカ大統領の生活を見ていると、清貧で昔の時代に逆行しているような印象を持ちます。

だけど、昔に戻れということではなくて、大事な精神を学ぶためには昔ながらの本質を持つべき、と言っているように感じます。

現代のようになんでも便利にインスタントになると、本質が見えづらくなりますからね。

あなたの存在に中身を与えてください。 このことを意識的にしない限り、あなたの〝中身〟はまた新しいゴミを買うためのお金に変化してしまい、悪循環にはまり、それはあなたの人生の最後の日まで続きます

存在に中身を与える。

意味合い的には、本質的に生きよ、ということだと思います。

誰かに流され、欲望に引っ張られ、自分が自分らしくない状態は本質的な生き方ではないです。

生きているのに死んでいるような状態。

そんな枯れたような自分に潤いを与え、光を放つ生き方をしてほしい。

ムヒカ大統領の言葉には大いなる優しさが含まれていると感じます。

 

 

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