リハビリ的な感じでいま頭の中にあることを徒然と書いていこうと思う。
自分の頭に何を入れるかはここ数年大事にして来たことで、ノイズをなるべく減らして思考の断捨離をしてきた。
減らせば減らす程、自分が浮き彫りになっていき、自分が何者であるか、何を欲し、何が嫌いか、好きなことは何かが鮮明になり、実際の生活となっていった。
これはとてもいいことであったと思う。
しかし、よくないこともあると思った。
自分の中にないものは、入ってこなくなる。不必要だと自分認定したものは、例え面白そうであっても入ってこない。
偶発性がなくなる。予定調和になりがちになる。
本当に好きなことで満たされたなら幸せになれるかといえばそうでもないと気づいた。
そもそも研ぎ澄ました自分の感覚で選んだこととは、一体なんなのか?
実はそれは本当の自分ではなかった。
単に今までの人生の中で一番良かったものの寄せ集めだ。
これからの未来に出会うものに蓋をしてしまっているかのようなことだ。
思考停止。
もっと多様性を受け入れることが必要だと思った。
現代社会はとても複雑になって、人一人が考えることも増えた。
サピエンス全史を読んで、現代の人間と、文化や技術がなかった頃の人間の幸せの対比の記述があったが、いくら便利な世の中になったとしても、幸せ度合いまで上がっているとは言えない、ということに納得した。
複雑に考えてがんじがらめになるより、シンプルに流れるように生きた人の方が幸せなのではないかと思った。
時には何も考えずに、ただそこに或るように。
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