俗説ではかの千利休が唱えたとされる格言
「人の行く裏に道あり花の山 いずれを行くも散らぬ間に行け」ですが
とてもいい言葉ですね。
今では投資の世界のよく言われる言葉のようです。
僕がこの言葉がいいなあと思うのは、実際の生活を通して実際に行ってみるとよくわかる素晴らしさがあるからです。
人と同じことをして、人と同じことを望んでしまうと競争社会が待っています。
しかし、人と違うことをしようとすると途端に広々とした道がひらけます。
例えば、僕は日曜日や祝日に働くことがあり、代わりに平日に代休を取ることがあります。
平日に連休をとって旅行などをすると、多くの人と違う行動になりますので
飛行機やお宿が安くゆったりと利用することができるのです。
これは全てにおいて言えることですが、世の中は需要と供給の割合で決まるところがあります。
需要が高くて供給が少なければ競争になりますし、価格を高くしても売れます。
また、需要が少なく供給が多ければ、選び放題ですし、価格も下がります。
このことはもっと視野を広く持つと、人生にも当てはめられます。
例えば、世の中にありふれた職業について一生懸命頑張ってもライバルが多いのですが、
あまり人がやらない職業につくと、あるところにおいては唯一無二の存在になれたりするわけです。
オリジナルの人生を歩むことが人生において優位性を持つことになるのに、
学校教育では個性を伸ばす教育よりも単一の軍隊教育をしていますし、先生や親もありきたりの無難な職業につけと言います。
また、本人も何をやったらオリジナルで唯一無二になるのかわからない場合も多々あります。
そんな時は、ありきたりなことを2つ3つ組み合わせてオリジナルにしていく方法をお勧めします。
例えば、「英語が話せる人」「弁護士の人」「プロスポーツマンの知り合いが多い人」がいます。
それぞれ単独の能力だと、その世界にはたくさんのライバルがいます。
でも、「英語が話せてプロスポーツマンの知り合いが多い弁護士」の人ならどうでしょうか。
先ほどよりも尖った特徴を持つ人になれます。
そうなると、「プロスポーツマンを顧客に持つ国際顧問弁護士」という職業に就くことができるようになります。
この他にもどんどん組み合わせていくことで誰にも真似できない自分だけのポジションを築くことが可能となります。
これは他人のやらない裏の道かもしれない。
しかし自分にとってはオリジナルな王道の道になるのです。
そもそも道は自分の前にはなく、自分が歩いてふと振り返った時、後ろに道ができている、というのがクリエイティブな生き方です。
アントニオ猪木さんの名文句
「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」
にも同じような意味が込められています。
人と違う道でも迷わず行けよ!
そこにきっと 花の山が ある。
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