人生における大きな悩みは人間関係のことだったりします。
人間関係はどんなところからひずみが生まれてくるのでしょうか。
十人十色の人間関係
人間は当たり前ですがいろんな性格の人がいます。
性格のみならず、体格や雰囲気、オーラ、いろんな人がいます。
生理的に受け付けない、なんてのも人間の個性の違いです。
おんなじ人間なのにどうしてこんなにも違いが出て、どうしてこんなにもいがみ合ったり好きになったりするのでしょうか。
現代の人間は自己実現欲求の段階に入っている
もともと人間はいろいろな違いがあって当然の生き物でした。
しかしその違いをことさら意識するようになったのはここ最近。
今までの人間は生きていくためだったり人や社会から認められるために一生懸命でした。
縄文時代は自分が明日生き抜くために食べ物を取ってこなければならなかったし、江戸時代なんかは階級制度で身分によっては人権がなかったんだよね。
そんな時代は自分と他人との違いや自分とは何者なのかということに関して考えてこなかったんです。
欲求のレベルが昔と今では違ってきているんです。
今の時代の欲求は、自己実現。
世の中が平和になって食べ物にも困らないし、自分の存在が認められていると感じている人が増えてきたので、その中で自分の立ち位置を考えるようになったのが今です。
こういう状況では、過去によしとされてきたことが価値がなくなったり、対して見向きもされないことが起こります。
今までは十分だったものが、それでは満足できなくなってくるんですね。
そんな中躍起になって幸せを探し求め、自分を大げさに盛って表現してみたり、過度な自己アピールをしたりします。
あるいは真逆の方向に触れて、自分の内面を探って、自分の好きなことだけを表現して生きようとしている人たちもいます。
どちらも自己実現しようとしていることは変わりありません。
そんな中、自分一人では完結できないで悩むのが人間関係。
自分と考えの違う人から非難されたり、非難されないように自分を繕ったり、逆に相手が喜ぶことをやることに必死になったりして疲れちゃったり。
どうしても人との関わり合いから逃れることはできず、
引きこもったりすることもあります。
一体どうすりゃいいんだ!
「自己実現」と「他人との関係」ここにギャップがあると人間は思い悩みます。
自分の意見を言ったほうがいいのか言わないほうがいいのか。
人に合わせたほうがいいのか自分を貫くべきか。
ここが辛いところです。
でも、これは全ての人間が関わる事柄です。
性格が違ったり環境が違ったりして大なり小なり人間関係の密度や頻度は変わりますが、他人とのアタッチポイントが発生することはみんな同じです。
そのポイントでどう考えてやっていくのかは、その人それぞれ違っていいんです。
うまくいかないで思い悩むことは、それ自体が当たり前のことなんです。
この人生の中でいろんな人たちとコミュニケーションをとること、
それはあなたに課せられた課題であり修行でありまた楽しいゲームでもあるんです。
絶対逃れられないんだから、楽しむ方法を考えたほうがいいよね。
自分が壊れそうなほどだったら、相手から逃げることも必要。
それで楽になれるんだからね。
それに人間関係は悪いことばかりではなく、恋愛や家族や親友や仲間など涙が出るほど楽しい関係も中にはあります。
他人との間にどうやったらいい関係が築けるのか、一生かけて学んでいって少しでもマシになれれば、それでいいじゃない。
まだまだ長い人生の中で人とどうやって関わっていくか、実践してやっていってくださいね。
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