インターネット時代の今だからできることを考えよう

 

今僕たちは時代が大きく変わる過渡期にいるかもしれない。

インターネットが世界の中心になっていろいろなサービスがどんどん生活に浸透している。

そしてその勢いは加速していく。

このデジタルな変革を推し進めたらどうなるだろうかという未来予測も楽しい。

何となく未来が見えるし、反面どうなるかわからない面白さもある。

こんな時代に僕らはどうやってクリエイティブに生きていこうか。

それは、きっと今までの流れから逸脱する、インターネット時代ならではの生き方になるだろう。

インターネットは世界を変えたが、まだまだ変革の余地がある分野が眠っている。

そこを掘り起こすことが、現代の面白いクリエイティブになる。

その文脈を説明できるか

アーティストの村上隆さんがどこかで言っていたけど、

自分のアートは世界のアートの中でどういう文脈で語れるか。

それが大事だって。

どういうことかというと、

自分が新たに生み出したものは、今までのどのような考え方を基準にしてどこが新しいのか説明できる?ってこと。

例えば、有名なアートでマルセル・デュシャンの「泉」という作品があります。

作品ていうかただの便器やないかーい。と世界中の人がツッコミを入れたのですが、

これが当時の美術感を根底から覆すことになります。

それまでの美術作品というものは絵画やら彫刻やら、「美術とはこうあるべき」という概念の中で評価されていました。

ですが、この「レディメイド(既製品)」というものを美術館の中に置いたらそれはどうなるのだろうか?という今まで誰もやったことのないことをやったわけです。

初めてこの作品をみた人たちは当然受け入れられなかったですが、のちに大きな物議を醸し出しました。

結局美術はこうあるべき、というものではなくて、鑑賞者の頭の中で自由に組み立てられるものなんじゃないの!?という概念が生まれたわけです。

この概念が、コンセプチュアルアート、現代美術の始まりになったと言われ、この考え方から現代の美術界は逃れられていないとまで言われているのです。

これが今までの歴史や思想をとっかかりにして、新たな文脈を作った例です。

 

自分で文脈を設定しよう

私たちもこのような歴史から新たな道を見出すような文脈を設定できると、新しいクリエイティブができたと言えると思います。

幸い、私たちの時代はインターネットが実生活に組み込まれるようになってきていて、しかもまだ可能性がたくさんあります。

今の時代だからこそ概念を再設定することが可能なことがたくさんある。

僕は、今の時代だからこそ、インターネットを使ってそういった人の意識を揺さぶってクリエイティブな人を増やそうとしているんだと思います。

それが僕自身の文脈になります。

この時代だからこそできる創造的な人生を歩む人が一人でも増えることを願っているのです。

あなたの自己実現の鍵はきっとここにある。

あなたの中に眠っている何かを掘り起こし、文脈にして語れるようにしていこう。

まるでクリスタルの原石を磨くように。

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